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| 講演する宇宙機構の川口淳一郎教授(2日午後、日本科学未来館で) |
■ はやぶさ「へその緒」残った
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルには「へその緒」が残っていた――。はやぶさの帰還から50日たった8月2日、苦難の旅路とそれを支えた技術について、探査計画を率いた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が講演し、秘話の数々を披露した。
東京・お台場の日本科学未来館で開かれた講演会「『はやぶさ』が挑んだ宇宙飛行、これから」には、中高生や家族連れなど約400人が詰めかけた。
まず、読売新聞東京本社の老川祥一社長が「これほど若い人に夢と希望を与え、大人にも日本の科学技術への自信を感じさせてくれた快挙はない」とあいさつした。続いて川口教授が、はやぶさの技術について解説。帰還直前、3台中1台だけ動いていた姿勢制御装置が異常を示したことなど、苦労話も明かした。
「へその緒」と呼ばれるのは、はやぶさの本体からカプセルへ7年間、電力を供給し続けたケーブル。帰還直前にこれを切断し、カプセルを地球へ「産み落とした」という。カプセルは大気圏へ突入の際、1万度を超える高温に包まれたが、へその緒の一部が燃え残った。筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開しているカプセルの本体容器を「よく見ると分かる」と、川口教授は語った。
講演は、はやぶさ後継機や、「宇宙港」の建設という夢の構想にも及んだ。地球から離れた場所に、探査機の修理や燃料補給の基地を設けるというもので、川口教授は「宇宙港を拠点に、はやぶさのような探査機を何度も再利用するのは、技術的に可能だ」と語った。
主催 読売・日本テレビ文化センター、日本科学未来館
主管 東京テクノ・フォーラム21
後援 読売新聞東京本社
協賛 NEC
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