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東京テクノ・フォーラム21
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更新情報

2010年8月2日
科学っておもしろい!
「はやぶさ」が挑んだ宇宙飛行、これから       

川口 淳一郎 宇宙航空研究開発機構 月・惑星探査プログラム グループ
            はやぶさプロジェクトマネージャ
     

講演する宇宙機構の川口淳一郎教授(2日午後、日本科学未来館で)
 ■ はやぶさ「へその緒」残った
  小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルには「へその緒」が残っていた――。はやぶさの帰還から50日たった8月2日、苦難の旅路とそれを支えた技術について、探査計画を率いた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が講演し、秘話の数々を披露した。
 東京・お台場の日本科学未来館で開かれた講演会「『はやぶさ』が挑んだ宇宙飛行、これから」には、中高生や家族連れなど約400人が詰めかけた。
 まず、読売新聞東京本社の老川祥一社長が「これほど若い人に夢と希望を与え、大人にも日本の科学技術への自信を感じさせてくれた快挙はない」とあいさつした。続いて川口教授が、はやぶさの技術について解説。帰還直前、3台中1台だけ動いていた姿勢制御装置が異常を示したことなど、苦労話も明かした。
  「へその緒」と呼ばれるのは、はやぶさの本体からカプセルへ7年間、電力を供給し続けたケーブル。帰還直前にこれを切断し、カプセルを地球へ「産み落とした」という。カプセルは大気圏へ突入の際、1万度を超える高温に包まれたが、へその緒の一部が燃え残った。筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で公開しているカプセルの本体容器を「よく見ると分かる」と、川口教授は語った。
 講演は、はやぶさ後継機や、「宇宙港」の建設という夢の構想にも及んだ。地球から離れた場所に、探査機の修理や燃料補給の基地を設けるというもので、川口教授は「宇宙港を拠点に、はやぶさのような探査機を何度も再利用するのは、技術的に可能だ」と語った。

   主催 読売・日本テレビ文化センター、日本科学未来館
   主管 東京テクノ・フォーラム21
   後援 読売新聞東京本社
   協賛 NEC
 

第130回 研究交流会(2010年7月16日)

生体認証の課題 早稲田大学教授が講演       


小松 尚久 早稲田大学教授
     
小松 尚久 早稲田大学教授
   「東京テクノ・フォーラム21」(代表=老川祥一読売新聞東京本社社長・編集主幹)の研究交流会が7月16日、東京都千代田区の日本プレスセンターで開かれ、早稲田大学の小松尚久教授が「バイオメトリック認証はどこまできたか」と題し講演した。
 指紋や静脈のパターンなどを使ったバイオメトリック認証は、機密情報を扱う部署の入室管理から携帯電話、パソコンの本人確認まで広く使われている。鍵やパスワードと違い、忘れたり紛失したりしないのが特長だが、本人なのに拒否されたり、反対に他人が認証されたりする危険性もある。小松教授は安全性を高めるため、暗号やIDカードなどの併用が考えられていることなどを紹介。「日本の技術を世界に広めていくため、官民一体となった国際標準作りにも力を入れていくべきだ」と訴えた。

    

ゴールド・メダル賞受賞大阪講演会(2010年7月6日)

ゴールド・メダル賞受賞
       気鋭の3科学者が講演      
講演する藤井直敬・理化学研究所チームリーダー
  東京テクノ・フォーラム21(代表=老川祥一読売新聞東京本社社長・編集主幹)が気鋭の研究者に贈る「ゴールド・メダル賞」の受賞記念大阪講演会(読売新聞大阪本社、同フォーラム主催)が6日、読売大阪ビル(大阪市北区)で開かれた。
 山中伸弥・京都大教授の指導でiPS細胞を開発した高橋和利・京大講師は「余った培養皿で試した実験が大きな成果を生んだ」と報告。藤井直敬・理化学研究所チームリーダーは、脳と機械がつながる「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」で長期間、安全に使える新技術を紹介した。吉崎悟朗・東京海洋大准教授は、マグロの生殖細胞をサバに移植してマグロの卵を産ませる技術の開発状況を説明した。
 


2010年6月3日
ゴールド・メダル賞3氏が受賞記念講演
   「東京テクノ・フォーラム21」(代表=老川祥一読売新聞東京本社社長・編集主幹)が気鋭の新進研究者に贈る「ゴールド・メダル賞」の受賞記念講演会が6月3日、東京都内で開かれた。
 受賞したのは、高橋和利・京都大講師、藤井直敬・理化学研究所チームリーダー、吉崎悟朗・東京海洋大准教授の3人。
 再生医療への応用に期待がかかる「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」を共同開発した高橋講師は、ついでにやった実験が世界に注目するiPS細胞につながる経緯を紹介した。藤井リーダーは、頭で考えるだけで機械を動かすことができる「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」を開発、この技術の実用化が近いことを明らかにした。吉崎准教授はマグロの生殖細胞を使って、代理親のサバにマグロを産んでもらう技術の開発状況について語った。
                        
☆高橋和利・京都大講師 ☆藤井直敬・理化学研究所チームリーダー ☆吉崎悟朗・東京海洋大准教授